よくある質問
低月齢で頭のゆがみが軽度の場合には緩やかにゆがみが軽減されていくことがあります。しかしながら、低月齢で重度のゆがみがある場合には、首振りや寝返りが出来るようになる前に歪みが進行してしまうことがあります。重度のゆがみは、自然治癒が難しいという研究結果があります。
一般的な要因は寝ているときの向き癖によるものとされています。まれに(0.04~0.1%程度)病気で頭が歪んでいることがありますが、その場合には手術が必要となることもあります。
それぞれ、頭の形を表しています。
斜頭症:頭を上から見たときに左右のどちらかが斜めに凹んでいるように見える頭の形です。
短頭症:頭の横幅より奥行が短い頭の形です。
長頭症:頭の横幅が狭く、奥行きが長い頭の形です。
将来的な整容面への影響、頭蓋変形が顔面や耳の左右差へも影響を及ぼす場合、嚙み合わせ、眼鏡がかけにくい等への問題が発生する可能性があるとされています。
理学療法として、体位変換とタミータイム(腹ばい運動)があります。赤ちゃんの頭が同じ方向で圧を受けないように向きをかえてください。月齢が高くなると期待できる効果は薄くなるとされています。
当院で取り扱っているヘルメットは医療費控除の適用になります。
医療費控除とは、1年間にかかった医療費が10万円(総所得金額等が200万円未満の人は総所得金額等の5%)を超えた場合に受けられる所得控除制度のひとつです。申請方法など詳しくは、国税局のホームページをご確認ください。
ヘルメット作成を強要することはありませんのでご安心ください。撮影だけ、ご相談だけでも問題ありません。
3~6か月齢(乳児)を推奨としておりますが、3か月未満のお子様でもご相談に来ていただくことは問題ございません。
7か月以降のお子様は頭囲成長が緩やかになるため、歪みの改善度合いが緩やかになり、治療に要する期間も長くなりやすいという傾向があります。
月齢7か月以降でも歪みの改善はあり、少なくとも現在の重症度から2段階程度(例:最重症→中等症)までは改善する傾向があります。
正常までよくならない可能性はあるが、現状よりも改善があるのであれば治療を行いたいというご両親のご意志があれば、治療開始することは問題ございませんので、まずはご相談ください。